うえだ城下町映画祭第19回自主制作映画コンテスト

PARALLEL

PARALLEL

2021年 84分
監督=田中大貴
キャスト=楢葉ももな、芳村宗治郎、菅沢こゆき、十代修介、ひと:みちゃん、ふじおあつや、ミネオショウ、長谷川弘、村田啓治、灯敦生

あらすじ

幼少期に両親から虐待を受けていた舞は、その過去の記憶と折り合いをつけられず、親友の佳奈とただ時間を忘れて遊ぶ日々を過ごしていた。ある日、舞はアニメキャラクターのコスプレ姿で殺人を繰り返す、コスプレ殺人鬼に遭遇する。不思議と舞に興味を惹かれたコスプレ殺人鬼は自分の正体を隠し、舞に近づいていくのだった。舞は心の傷を、殺人鬼は自分の本当の姿を隠しながらも、二人は次第に仲を深め、見えない"何か”によって強く惹かれあっていく。しかし、お互いが隠している本当の姿を知ることは、別れを意味していた。

作品のメッセージ

心に傷を抱えた少女とアニメの世界に行きたい殺人鬼が恋に落ちたら?というコンセプトで、この二人の登場人物だから描くことができる“心”の物語を描こうと思い、作り上げました。
また、他の国ではなく今の日本に生きているからこそ作らなければいけない作品だと思い、サイコホラーとアニメーションとラブロマンスが一体となった、日本ならではの要素に満ちた作品を目指しました。誰にも見えない傷を背負いながら、今を生きる全ての方々に向けて。
映画の中で二人が過ごした、残酷で、痛くて、温かい時間を一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

監督自己アピール

27歳。監督、撮影、照明、編集、特殊造形、VFX、プロデューサーを兼任し、日本大学芸術学部在学時代の仲間達と協力して、初長編映画を魂込めて作り上げました。

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