うえだ城下町映画祭第19回自主制作映画コンテスト

アクト

アクト

2021年 74分
監督=田中夢
キャスト=田中夢、川部ちがや、田中吐夢、南波典子、稲毛礼子、松田正隆、砂連尾理ほか

あらすじ

これは、俳優であり、学生であり、一児の母である私自身を追ったドキュメンタリー映画である。家庭の事情で高校を中退してから16年間、私は小劇場の舞台に立ってきた。進学はずっと諦めていたが、とうとう30歳で大学入学を決意。俳優をやりながら大学に通う生活を送っていた。だが、子どもが生まれて生活は一変。子育てに追われながらも演劇と大学をなんとか続けていこうとするが、直面する現実の中で疑問が生まれる。なぜ、私は演劇を始めたのか。俳優であること、大学で学ぶこと、子どもを育てること、どれかを選ばなくてはならないのか。問いを抱えながら、過去に共演した南波さんや、出産後も俳優を続けている稲毛さんの元を訪れ、自分のあり方を問い直してゆく。
2018年度立教大学現代心理学部映像身体学科スカラシップ助成作品。

作品のメッセージ

「どうして私は上手く行かないんだろう。育児と仕事、みんなはどうしてるの?」 この答えを探しに作品は出発しました。出来損ないの自分を見つめる中で「この社会で自分らしく生きていくこととは?」という生き方に対する問いが生まれました。職業や性別に関係なく、そうした生き方に対する問いを持つ方々に見ていただければ幸いです。

監督自己アピール

今回始めてドキュメンタリー映画の監督に挑戦しました。普段は俳優として演劇、映画、ダンス作品に出演しています。2020年から舞台芸術家たちで結成した子ども向けオンラインパフォーマンスの会「あっとほーむ・シアター」を運営、出演しています。【主な出演作品】映画 2013年「タートルハウス」久保田誠監督(福井映画祭2013審査員特別賞/調布映画祭2014奨励賞)、2021年「ボディ・リメンバー」山科圭太監督(サンフランシスコインディペンデント映画祭ノミネート)、演劇 2021年「グッドモーニング」松田正隆演出など。

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