うえだ城下町映画祭第19回自主制作映画コンテスト

独゛dog

ドッグ

2021年 29分
監督=岡上亮輔
キャスト=中山裕康、名倉愛、大門崇、土屋士、小谷沙奈恵、中澤莉乃、三崎ゆきこ、波子、大村浩司、岡本唯良、岩松れい⼦ ほか

あらすじ

辰巳信一は恋人から別の相手との子を身籠ったと伝えられ家を追い出される。そのショックから過呼吸を患った信一は休暇を取り、しばらく実家に帰ることにする。そんな時に久しぶりに再会した友人に頼まれ、ある男の不倫をその妻へ密告することになるが、信一はその妻からさらに夫を脅迫して欲しいと頼まれる。流されるがままに請け負った信一だったが、結局脅迫は失敗に終わり、実家からも追い出されてしまう。行き場を失った信一は恋人の元へ戻り、復縁を迫るが拒まれ、さらには人殺しをお願いされてしまう。

作品のメッセージ

誤解やはったりの混じった人間の駆け引きを緊迫感のあるサスペンス的な映像表現と滑稽で魅力的なキャラクターで描いたエンタメ作品。元々善良な主人公が、意志の弱さから他人に振り回され罪を重ねてしまう様をコメディタッチで見せる一方で、日本人的気質を持った主人公を通して、人に流されない生き方を考えてほしいという思いを込めました。

監督自己アピール

26歳。⼤学時代はヨーロッパやアジアを周遊して様々な国のカルチャーを吸収する傍ら、友⼈の影響で映画鑑賞にのめり込み、映画漬けの⽇々を送る。⼤学卒業を前にして、和裁⼠である両親が営む縫製業の道へ進むことも考えたが、『映画を作りたい』という想いに駆られ、映画制作を学ぶためニューシネマワークショップ(NCW)に⼊学。漁るようにして観てきた古今東⻄オールジャンルの映画から得た知識と、両親から受け継ぐ『ものづくり』への情熱で、"古くて新しい"をコンセプトに時代問わず⼈の⼼に残る、温故知新の映画作りを⽬指す。

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