うえだ城下町映画祭第19回自主制作映画コンテスト

いつか大人になろうとも

いつか大人になろうとも

2021年 15分35秒
監督=小寺渚、中山慧南、羽原優衣、濱田莉子
キャスト=柴田実和、中山慧南、平田嵩大郎、三崎椋太、井村洸太、宮島咲笑、中村ゆりん

あらすじ

全国の中高生に課せられる、全国統一適性検査。この検査では、彼らに最適な職業が提示される。その結果には必ず従わなければならない。ある学校で検査の結果が返されるが...。社会で求められること、自分のやりたいこと、どちらに従えばいいのか悩む日々。そんな社会で生きる、とある高校生たちの物語

作品のメッセージ

作品を作るきっかけとなったのは私たち自身の進路への不安や悩んだ経験だ。多くの選択肢、自分の能力、今自分がすべきこと、考えても考えてもキリがない。「いっそ誰かに決めて貰えば、こんなに悩むこともなくなるのだろうか」、そう考えたときもあった。この映画では「適性検査」というものによって将来が決まる生徒達が描かれている。誰もが進路に悩んだ経験を持っているはずだ。「大学受験の成功」という1つの価値基準が私たちの無意識の中に深く根付いている。「勉強しなさい」「いい大学に行きなさい」「それが1番良い道だ」「世の中そんなに甘くない」。これは大学入試改革が行われた今なお、2021年でも言われている言葉である。そんな社会に疑問を持った私たち高校生が「大人たち」に訴える。選択する自由を求めて抗うのか、保証された未来をただ辿るのか。葛藤する少年少女たちを是非ご覧ください。

監督自己アピール

-4人だからこそ伝えられることがある-
クリエイティブ精神旺盛なグループで、高校一年生の文化祭をきっかけに映画制作を開始。監督が4人という異色の構成だが、3人ならぬ4人寄れば文殊の知恵。編集、演出、カメラ、企画とそれぞれの分野で作品をより濃くしてきた。映像制作について自分達なりに研究し、何度も何度も話し合い、1つの物語の完成に至った。

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