うえだ城下町映画祭第19回自主制作映画コンテスト

冷めるのを、待っている

冷めるのを、待っている

2021年 26分
監督=佐藤杏子・岡本香音
キャスト=森川色、関口蒼、加藤碧
予告編はこちら

あらすじ

高校生の梓(あずさ)は、朝自販機であたたかいスープを買うのが日課。放課後は最近親しくなったばかりのクラスメイト、真理子 (まりこ)と遊びにでかける毎日。梓には恋人の健斗(けんと)がいて、健斗と真理子は幼馴染みという関係。仲睦まじい3人だったが、その関係に暗雲が立ち込める。

作品のメッセージ

ずっと続くように感じられた幸せも、壊れないように思えた人間関係も、いつのまにか形を変えていきます。主人公の梓は、自分に芽生えた気持ちが3人の関係を変えてしまうのではと自覚し、恐れ苦悩します。鬱屈した梓からこぼれた思いを2人はどう受け止め、関係を再構築していくのか。不安定な高校生だからこそ見える、自分の気持ちと他者の気持ちの不器用な折り合いの付け方を年齢の近い大学生のチームで描きたいと思いました。また、彼らを囲む自然や太陽、子供達を映すことで生命力のある映画にしたいと思いました。

監督自己アピール

佐藤杏子
1998年生まれ、長崎県出身。2021年早稲田大学法学部卒業。同大学で開講された講義「映像制作実習2020」において、是枝裕和教授・篠崎誠教授・土田環教授の指導の下、初の映像作品として本作を制作。脚本・監督を務めた。

岡本香音
2000年生まれ、東京都小金井市出身。現在、早稲田大学基幹理工学部にて映画・映像について学んでいる。同大学で開講された講義「映像制作実習2020」において、是枝裕和教授・篠崎誠教授・土田環教授の指導の下、本作を制作。監督・撮影を務めた。

PAGE TOP