4.パソコン選び

第二十回(平成11年2月19日掲載)


 パソコンの選び方 グレードで値段に差

     今回から「パソコン」の話です。
     「パソコンを買いたいのだけど、どんなのを買えばいいの」という相談を、最近よく受けます。そこでパソコン選びのポイントを、用語解説を交えてお話していきます。
     パソコン選びで一番気になるのはやはり値段でしょう。お店には大体十万円代から数十万円ぐらいまで、様々な値段のパソコンが並んでいます。ここは、道路を走るという同じ機能を果たす道具なのに値段に大きな差がある車と似ています。
     車には車種によるグレードがあり、装備されるオプションによっても値段が変わります。選ぶ時には、こういったことと予算を考えあわせて選んでいると思います。パソコン選びも同じでいいのです。では、パソコンのグレードはどこで見るのでしょう。
     パソコンのグレードは、その性能によります。性能はパソコンの仕様を見れば見当がつきます。カタログには、仕様がたくさん細かい字で書いてありますが、特に重要なのは、CPU(シーピーユー)とメモリーとHDD(ハードディスク)の三つです。
     次回は、この三つを中心に、パソコン選びのために必要な基本用語を説明します。

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第二十一回(平成11年4月3日掲載)


 CPU能力高い方がパソコン良い性能

     今回は「パソコン選び」の続きです。
     カタログに細かく載っている仕様の中で、パソコン選びで特に重要なのは、CPU(シーピーユー)とメモリーとHDD(ハードディスク)の三つ、というお話でした。
     この三つは、パソコンの基本部分で、パソコンの利用の際に頻繁に出てきますので、是非覚えてください。
     パソコンを、あるデータを加工して別のデータを作成する機械、と考えれば、机上での資料作成に例えられます。本棚から資料を出して、机の上に広げて、それを基に別の資料を作る工程を想像してください。
     これをパソコンに置き換えると、本棚がHDD、机の上がメモリー、そして作業をする人の能力がCPUの能力です。つまり、CPUの命令によって、HDDに記録されたデータを、メモリーという一時記憶領域に一旦取り出して、それを加工する、という工程をパソコンは繰り返しているのです。
     本棚が大きい方が資料を沢山保管でき、机が広い方が作業が捗ります。もちろん作業をする人の能力も仕事の効率に大きく関わります。パソコンも同じで、HDD、メモリーは大きい方が、CPUの能力は高い方が、パソコンは性能が良いのです。

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第二十二回(平成11年5月15日掲載)


 パソコン選び、初心者にデスクトップ型お薦め

     今回も「パソコン選び」についてです。
     パソコンは形によって、ノート型、デスクトップ型、タワー型などのタイプに分けられますが、どれを選べば良いのでしょう。
     ノート型は、A4版かそれより小さいコンパクトなサイズで、持ち運びに便利です。デスクトップ型は机の上に置き、タワー型は机の上や横に置いて使う据え置き型です。一般的にはタワー型、デスクトップ型、ノート型の順に拡張性(機能や性能を強化できること)が優れています。
     「初心者だから小さいのを」「使えるようになるか分からないので、本格的なのでなくても」と、初めてパソコンを買う時に、ノート型を考える方がいらっしゃるようです。しかし、これは正しくありません。
     車と同じように、小さい方が安くて扱いも簡単、と思われるようですが、ノート型は特に簡単ではなく、決して安くはありません。むしろ逆で、同じ性能なら値段はデスクトップ型の倍くらいします。たくさんの部品を詰め込むため、パソコンは小さく作る方が難しいからです。
     ですから、持ち運びや使わない時は片づける必要などがなければ、デスクトップ型から選ぶことを、初心者にはお薦めします。

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